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15- D- 0812
201 6 年 1 月 1 3 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
学校法人東洋大学
(証券コード:−)【据置】
長期発行体格付 AA
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 1887 年に井上円了が設立した私立哲学館を始まりとし、1大学、4高校、3 中学、1 幼稚園を展開する。
中核の東洋大学は、東京都文京区、埼玉県朝霞市、川越市、群馬県板倉町の 4つのキャンパスに 11学部
44 学科を擁し、学生数は 2 万 9 千人に上る。近年は「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」を 3 つの基
本方針に据えるとともに、14 年に文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」(SGU)に採択された
構想の実現に注力している。陸上や水泳を始めとするスポーツ界での活躍も顕著である。
(2) 政府による大学の定員管理の厳格化に伴う入学者数の抑制、本学の赤羽台キャンパスや新学部・学科の立
ち上げに要する費用などが、今後の収支上の負担となる。しかし、本学の 15年度入試の志願者数は8万
人を超えるなど堅調で、競合の激しいポジションの中でも安定した学生獲得力を有している。統制の効い
た予算管理体制も整備されており、当面、比較的余裕のある収支状況を維持できるとみている。引き続き、
赤羽台キャンパスの開発を始め積極的な施設整備が続く見通しだが、これらは手元資金やキャッシュフロ
ーで対応可能であり、良好な財務構成を保つことができる。以上を踏まえ、格付を据え置きとし、見通し
を安定的とした。
(3) 本学は SGU 構想に基づく国際化に向けた各種施策をスピード感をもって進めている。17 年 4 月には国際
学部グローバル・イノベーション学科や情報連携学部などを新たに設置し、グローバル人財の育成を加速
させる予定である。こうした国際化に対する積極姿勢と各種施策の浸透を図ることで、既存学部を含む全
学的な英語力の向上といった具体的な成果を上げていけるかが当面の注目点となる。
(4) 15 年度に入学定員を 500 名強増やしたことから、収容定員は漸増していく見通しである。この先の入学
定員超過率は、政府の方針を受けて段階的に抑制していく必要があるが、これに伴う学納金収入の減収圧
力は、収容定員の増加によりある程度カバーできるとみられる。ただし、さらなる少子化の進行が避けら
れない状況下、大規模な施設整備と定員規模の拡大が潜在的な財務リスクを高めている点には留意が必要
である。
(担当)殿村 成信・佐藤 洋介 ■ 格付対象
発行体:学校法人東洋大学
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 1 月 8 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:殿村 成信
主任格付アナリスト:殿村 成信
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「学校法人等の信用格付方法」(2015 年 4 月 23 日)として
掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 学校法人東洋大学
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先